| (釜立て)腹に一筋の切れ目を入れた後、魚の大きさに分けてカゴに並べていく。素人目には区別がつかない魚を、いとも簡単に分けていく。サイズを揃えるのは煮熟(しゃじゅく)や焙乾(ばいかん)工程で時間を合わせるため。 |
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穏やかな港町のあちらこちらから白煙が立ち上る。ここは高知県の西南に位置する土佐清水市。1月から3月にかけて、地元を代表する特産品であり生産量日本一を誇る「宗田節」の製造が最盛期を迎えます。
釣り上げられた宗田鰹は鮮度が落ちないうちに水揚げされます。町に二十数件ある宗田節の製造工場によって競り落とされ、宗田節づくりが始まります。 |
まずは熱湯で煮て身を引き締める「煮熟(しゃじゅく)」。専用の煮篭に宗田鰹をきれいに並べ、モクモクと湯気を立てる煮釜に入れます。
1時間ほど煮られた宗田鰹は、冷めないうちに次の「セイロ取り」という頭、内臓、中骨を取り除く工程へ。まだ熱い宗田鰹の身を開くのも、余分なものを取り除くのも、全て地元の女工さんたちの手作業によるもの。素早く一匹一匹を丁寧にさばいていく手元には、熟練の技を感じられずにはいられません。 |
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